moko

mako 野世 英子 さん

はじまりは石鹸づくりから

妊娠中にひどい肌荒れに悩まされた野世さんは、自身にもお腹の赤ちゃんにも安心して使える石けんがほしい、と無添加の石けんを手作りします。その石けんを使うことで肌荒れは驚くほど改善。その石けんの評判はまたたく間に広がり、運よく野世さんのレシピどおりの石けんを作ってくれる職人さんと出会うことで製品化が実現しました。

石けんの試作を繰り返すなか、赤米のぬかを使用することで理想の石けんになったのだとか。赤米は古代米で生命力が強く、栄養価が高く、体を温め、抗菌作用に優れています。もっちりとした泡と洗い上がり良さに感動した野世さんは、安全で安心な農法によって赤米も自分で栽培することを決意します。

そこで出逢ったのが、多様な生き物が共生できる環境を目指し、農薬や化学肥料を使わない[コウノトリ育む農法]です。無農薬無化学肥料で赤米栽培に取り組み、試行錯誤を繰り返しながらも、有機JAS認定、「ひょうご安心ブランド」を取得します。

野世さんがめざすのは、安全・安心な商品で喜びや幸せを感じてもらうこと。
命が循環する農法で育てた「こうのとり育む大地米」、お肌にやさしい赤米のぬか石けん「コメサボン」。
環境保全や身近な社会貢献にも繋がるモノづくりを続けています。

赤米が大好きなんです

小さな体からは想像できないほどのパワーでお米づくりに向き合う野世さん。結婚当初、農家に嫁いだものの農業には全然興味がなかったのだとか。ご自身の肌荒れが、手作りの石けんでみるみる変わっていくことで、体に取り込むものの大切さを痛感したといいます。

屋号の「moko」の由来を聞くと、「もこもこの泡から名づけたんです」とはにかみながら話してくれました。もともと赤米が大好きだったという野世さんが、自分のための石けんづくりに赤米のぬかを使ったことがすべてのはじまり。

そのうち、「安全な赤米を自分の手で作りたい!」と就農宣言。
まるでわが子のような赤米への愛情と安心で安全なものを届けたいという強い想いが伝わってきました。

取材当日に、自然豊かな畑でいただいた赤米は絶品!美しい色合い、もちもちの食感、やさしい甘み、しっかりとした味わい。それは、生産者の野世さんのイメージとも重なります。小さい体で、重い肥料を持ち、大きな農工機を自在に扱う野世さんの姿に、自然への敬意とお米づくりへの信念を感じました。

赤米の嬉しい効能

野世さんのもとで就農を目指し学ぶ斎藤 栄理香さん

赤米の効能
栄養価が高く、ビタミン・カルシウム・ミネラル・ポリフェノール・食物繊維が豊富。また、赤い色素には、美容と健康にうれしいポリフェノールの一種であるカテキン・タンニンが含まれています。

・脂肪燃焼サポート
・身体を温める
・便秘予防
・美白効果
・コレステロール低下
・血糖値改善

雨風とのコラボレーション

元禄二年創業の堺の老舗の醤油蔵の糀屋雨風は、幾代にも渡り伝承されてきた糀づくりの伝統技法そのままに、今も木桶や杉室を使い、一粒一粒丁寧に糀と向き合います。現在は糀を利用した様々な加工品を通して糀文化を現代に広めています。

糀屋雨風の「糀(こうじ)」と野世さんの「こうのとり育む大地米」で作られた甘酒は、食べる人々の健康と幸せを願う両者の強い想いのつまった商品です。
安心・美味しいはもちろんのこと、心と体にやさしい「赤米甘酒」をぜひお楽しみください。

生産者DATA
屋号 moko
代表者 野世 英子
住所 〒668-0301 兵庫県豊岡市東町奥根43番地
連絡先 0796-54-0655
ホームページ http://www.moko-sekken.com/

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