新米・古米を美味しく食べるコツ
「新米」と「古米」と聞くと、どうしても「新米」の方が美味しいような気がしますね。
もちろん、白米そのものを味わう場合、新米のうまみは格別。
でも、水分量が少ないためにパラパラした古米は、チャーハン、カレー、パエリア、酢飯などには、新米よりも向いています。また、古米を炊く時に、ちょっとした工夫をすることで、驚くほど美味しく炊き上げることができます。
「新米」はさらに美味しく、「古米」をもっと美味しく。
それぞれの特徴を活かして、数段美味しく食べるコツをご紹介します。
新米をおいしく食べるコツ
①研ぐときは、やさしく弧を描くように短時間で。
②新米は水分量の多いので水加減を少し控えめに。
③炊きあがりの好みに合わせて、浸水時間を調整。
・粘りが少なく固めが好き:30分程度
・しっとり粘り強い食感が好き:30分~2時間
※2時間以上浸水すると食感や風味が落ちるので注意!
④炊きあがったらすぐに、底からふんわり混ぜる。
余分な水蒸気を逃して柔らかい新米に。
古米をおいしく食べるコツ
①古米独特の匂いを取り除くために、力強く充分に研ぐ。
②古米は水分量が少ないので、水加減を少し多めに。
③炊くときに入れると効果的なもの
・小さじ半~1のみりんを入れることでツヤをプラス。
・大さじ1~2杯のお酒を入れることでふっくらと。
・炭を入れることで、ミネラルと遠赤外線効果で口当たりよく。
・もち米を1割混ぜると、粘りアップ。
④炊きあがったらふたを開けずに10~15分蒸らす。
新米でも古米でも美味しく炊く裏技
おまけとして、新米・古米にかかわらず、お米を美味しく炊く裏技をご紹介。
「氷を数個入れて炊く」こと。
この裏技の秘密は、水温に関係します。
氷を入れて炊くことで、水温が下がり、沸騰までに時間がかかります。
お米は、沸騰までに時間をかけることで甘みが増し、美味しく炊きあがるのです。
美味しくて安全なお米を手に入れる
「新米」「古米」にかかわらず、お米は栽培方法によって、味や安全性に大きな差が出ます。
農薬や肥料を一切使わずに栽培する自然栽培や、化学肥料を使わない有機栽培で作られたお米はしっかりとした味わいです。
さらに、ほかの栽培方法で収穫されるお米に比べると安全性が高いことが知られています。
美味しくて安全なお米は、こちらの生産者さんから直接購入することもできます。