無農薬と免疫の関係
健康的な生活を送るためには食生活が大切、とよく言われますが、その理由を説明できる人は意外と少ないかもしれません。
理由を考える時のキーワードは「免疫」。
ストレスの多い現代社会では、免疫細胞の低下につながる要因が数多く存在します。
- 花粉症がつらい
- 胃が痛い
- 肌がかゆい
- 吹き出物ができる
- 口内炎がよくできる
- 疲れやすい
- 体がだるい
- 体調不良が治らない
思い当たる症状はありませんか。
これらはすべて「免疫力」が落ちている身体からの合図なのです。
私たちの体は、免疫によって守られています。
免疫力が低下すると、上記のような症状だけでなく、感染症にかかりやすくなり、病気の発症リスクが高まったり、新陳代謝の低下から血行不良になり美容に悪影響がでることも。
ポイントは腸
腸には、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に分類される3万種1000兆個にも及ぶ細菌が住んでいます。
それらの菌は、共生関係の複雑な働きによって体にとって大切な働きをしています。
そして、免疫力の7割を腸が作っていると言われています。
腸内にある腸内細菌を活性化することで、腸内環境が整えられ、免疫力がアップ。
ウイルスや病原菌を撃退してくれるのです。
つまり、ウイルスに負けない体を作るためには、腸内環境腸を整え、腸内細菌の働きをを活性化することが重要。
腸内環境を整える健康的な食事が免疫昨日を強くすることにつながるのです。
農薬のおそろしさ
農薬と免疫の関係について考えてみましょう。
実は、日本は世界有数の農薬大国と言われています。
戦後、大量に効率よく栽培ができる農薬が使われるようになりました。
それによって、戦後の食料不足は解消されましたが、農薬をはじめとした化学物資の使用が急増し、アレルギーの人が増えたといわれています。
農薬は、腸内環境を乱す可能性が高く、免疫力低下につながります。
つまり、農薬が大量に使われた食品は免疫力を低下させ、健康不良の原因となってしまうのです。
健康的な生活を送るためには、免疫力を高める事が重要。農薬は、その免疫力を低下させてしまう…。
口から摂取する食べ物が、ダイレクトに免疫と関係するということです。
身体に安全なものを
一般的には、農薬を使うのが当たり前のように思われていますが、それは「作りやすい」「売れやすい」作物を作ることが目的です。
体調不良につながる危険性がある農薬を使わずに、自然栽培や有機栽培に取り組む生産者さんたちが、少しづつその輪を広めています。
健康志向が高まる中、それらの作物が注目を浴びているのは当然の結果かもしれません。
口にするものを選ぶ時、利便性や価格だけにとらわれずに、身体と環境に安全なものを選べるようになりたいものです。